2007年02月14日

小さな宵月 by伊藤陽佑

「小さな宵月」


階段を降りると途中で地下鉄の発車ベルが鳴って
僕の右側を駆け足で過ぎる人が一人か二人
少し急いでみれば端の車両に間に合うのだけれど明日は休みだし
「次の電車でもいいか」と さっき右側を通り過ぎた人を見送る

でもこんな日に限って
好きな番組の頭を見逃して後悔すんだ

moonlight
小さな事だと世界を尺度にして 今日も強がって( )つけて
小さな僕には大事件同然で本当は弱くて
誰かに言いたくて仕方ないんだ

天気予報は雨だからと傘を持ち出していたのに一粒も降りやしない
「騙された」と口に放り込むガムが一粒

でもこんな日に限って急な夕立に染まって
昨日より暗い夜になるんだ

moonlight
小さな言葉が世界を巡り合わせていく 遠くてもすぐ近くでも
小さなウソツキ 三月と寒がり宵月
あなたに会いたくて仕方ないんだ

good night
優しいメロディと暖かい毛布で包んで
暗闇と眠れぬ夜を
木々の囁きに ハルジオンの呟き
あなたの話しが空の色

小さな事だと世界を尺度にして今日も強がって( )つけて
小さな僕には大事件同然で本当は弱くて
誰かに言いたくて仕方ないんだ

posted by SEI at 11:20| Comment(0) | TrackBack(0) | Artist | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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